下で紹介したスーパーカオスって、要はバイク屋なんだよね。
カスタムバイク屋って言ってもいいけど、特にターボに強いバイク屋ってこと。
だからいろんなところのキットを使ってバイクを組んでる。
今までMC-XpressとかNLR K27 race kit(NLRでキッティングしたMC-Xpressをもとにタービンなんかを替えたもの)やVelocityRacingのキットを組んだりしてる。
どうやらVelocityのが気に入ってるらしくて何台か作ってる。
今のサイトは改装してしまってMC-Xpressの記事は載っていないけれど、一番最初にハヤブサにつけたのはコレだった。
今回作ったヤツって、特別日本人好みの一台だよね。
日本のカスタムバイクとアメリカのカスタムバイクってセンスが全然違う。日本はレースパーツをバンバン使ってほとんどGPマシンみたいにしてしまうけれど、アメリカは光ってること優先、ハデ優先、色優先ってところがある。
だからこの手のバイク作りって、アメリカじゃあ珍しい。色もシブいし、レース用機能部品の削りモノを使ってるからね。
Total Build Cost: $53,995.00 …だって。1ドル120円で換算すると\6,479,400_ …ですか…
ブレーキやホイール、サスペンションの値段はほとんど同じか、アメリカの方がちょっと高い。けど、ターボキットは特別安いし、工賃も安い。日本で作るともっとかかるんだろうな。……
「Bike」カテゴリーアーカイブ
GPS
ハヤブサターボをGPSでにも書いたけど、もしスピードを測るならGPSでやろうか、ってことを考えてたんだけど、やっぱり僕だけじゃないんだよね。
んで、コレ見れ。
232マイルだってさー。1.6をかけると…370km/hですな。
はあぁ?っはっはっは。
MC-Xpress Turbo manual
いやまあ。(笑)
これは僕が描いた絵なんかじゃなくて、MC-Xpressのキットに付属してるマニュアルにある図面。
全部がこんな図面だったらそれも味があってヨイけど(笑)
このマニュアル、全部で18ページなんだよね。多いのか少ないのかわからないけど、うーん。僕の目からは十分な説明だとは…
こんなカンジ……
進捗状況
いくらなんでも5月には納車して欲しい、と思ってはいるんですけど。
んで、毎週のように進捗状況を確認してるんですけど。
本日も聞いたさー。
したら、「五十肩かもしれんけど腕がきかなくなっちゃって…」だってヨー。
「カラダは大事にしてね」って電話は切ったけどさー。
むうぅ…
ボキのバイクの運命やいかに。
負圧の取り出し(訂正版)
えー、この写真は前方からサージタンクを見たところです。
ご覧のようにEFIユニットから黒いゴムホースが伸びてますよね。これ、スロットルバルブの下部(って言うのか?インテークポート側)から出てるバキュームパイプです。
んで、マニュアルに書いてあるのがコレ。
こんな具合にですな、ちゃんと配管されていました。
ただ、問題は決して解決はしてなくて……
負圧の取り出し
えー。
どうやら僕の大勘違いだったことが判明。
つまりですな。負圧はインジェクター下部のマニホールドからちゃんと取られていました。
詳細はまた明日写真を載せますけど。
ここんとこ、ちょっちアレしててなかなかblogを更新するアレがアレしてて。
とりあえず中間報告ナリ。
ゴーストライダーのバイク
ゴーストライダーって知ってますか?
ってかもォ見れ!みんな。バカだから。
スウェーデンかどっかのスタントライダーかなんかだと思うんだけど正体不明のこの人が300km/hでウイリーしたりすんのよ。
彼が乗ってるのがハヤブサ ターボなんだけど、それがeBayで売りに出されてます。
5万ユーロ…っていうから650万円ですか。
このエントリを書いている時点では誰もオークションに参加していません。
僕の目から見ると650万円は高いと思いますね。多分、400万円くらいで同程度の車両は作成できるんじゃないかと思います。
アメリカでドラッグレーシング用のエンジンコンポーネントが1万ドルくらいなんで、足回り150万、車体120万、エンジン120万でそんなもんでしょ?
もっとも、ヨーロッパの税制とか保険とか車両価格とかがわかんないので、勝手な言い分かもしれませんけどね。ボルボなんて税金が高くて買い換えられないから20年くらい乗るのが当たり前、とかも聞くし。
あ、それなら車両価格650万なんてベラボーに高いってことかも。
それと時速400km/hだとか出力499psってのはちょっと眉唾。
確かに速いのは認めるけど、空力がこれだけ悪くて400km/h出せるとは思えないし、499psってのがもし出せたとしても瞬間最大風速だろうなあ。でかいタービンに替えてるんで、オイルクーラー取っ払っちゃってるでしょ?
アメリカで「オイルクーラーなんか無くたってヘッチャラだぜ」って言われたのを真に受けた奴がエンジン壊してBBSでケンカになってるのを見たことがある(笑) くらいで、ただでさえ発熱量がすんごいことになってるエンジンのオイルクーラーを取っちゃうなんて愚の骨頂ナリぃ。
ほんでもオモロイから誰か買え?
負圧の取出し
負圧の取り出し
つまりだ。
これが自動車の場合のフューエルレギュレータの取り付け方式なわけ。
サージタンクの前にスロットルバルブがあるでしょ。
アクセルを閉じるとサージタンクの中も負圧になるから、それがフューエルレギュレータの弁をひっぱってガソリンを多くガソリンタンクに戻すように働く。
ところが。これ。
クルマの場合と同じようにサージタンクから取ったら、ターボが効いてるときには正圧になっちゃう。
特に、スロットルバルブを急に閉じると、空気に勢いがついてるからボカチーンとサージタンクに空気が殺到するのさあああそうさ大騒ぎさ。
こんな時に一番圧力がかかっちゃって、ズボーンとエアパイプが外れたりするわけやねえ。
もちろん、正圧になっちゃってるから、フューエルレギュレータは閉じる。ってことは、本来タンクに戻さなくちゃならないガソリンはボカチーンとインジェクションに殺到するのだけどインジェクション君もしっかり閉じちゃってるからフューエルパイプもスポポーンブシュブシュブシュ?
……
補機類の接続
本日、ナカミチさんの所へ電話して進行状況を尋ねました。
まだまだだす。むーん。
前エントリーのフューエルラインの項でも書きましたが、「そもそも負圧を感知して制御している補機類が、ターボが効いたとき正圧を感知しちゃって、マトモに動かない」ってことが問題なんですそうなんです問題だー。
この負圧ってのもインテークポートやエアクリーナー近くのエアインテークで発生する程度の負圧じゃあダメなんだって。大気圧よりも低い、とかじゃなくてバキュームポンプで明らかに引っ張ってやって機械的に弁を動かしてやる必要があるらしい。
んで、そうした負圧制御をしてる補機がまだあと2つくらいあるんだって。
まあ、それは電磁弁で代用すればよさそうだってことなんだけどさー。
……