沼津のFactory23 若林さんのお仕事で、コアラ・カンガルー帝国のECUeditorを騙し騙し、というか、つけては外し、書いては消し、外してはつけ、という力仕事を5万回繰り返した後、なんとかかんとか、やっとこさっとこ、ここまで来ましたがな。
「わがウーリッチレーシングのクレバーで賢くてスマートでハンサムなECUeditorはアルティメットな性能で自己学習なんかもしちゃうからお前らのクレイジーなターボバイクをやっつけるのに好適!」
とか甘言にホイホイ乗っかって、俺が七転八倒してもウンともスンとも言わないのはこれはきっと信心が足らないせいに違いない、とお地蔵さんにお団子を備えてみたが。
結局ECUeditorのソフトが自動バージョンアップしたら、アラ不思議、すんなりアクセスできるようになったという。
つまりはFactory23若林さんの信心深さが地獄の閻魔様も哀れを誘ってバージョンアップと一緒にECUフラッシュプログラムがWindows日本語版でも動くように取り計らってくれたに違いない。
やはり信心はするものである。
これで自己学習機能でスパッとA/F 13.5くらいで目標値設定して基本ライン固めて、気になった部分だけをサブコン「ヒールテック」でチョイチョイ燃料増減すればあっというまに出来上がり。さすが天晴れカンガルー、とならないところが世の采配というもので次々とリリースされる新機能に一切恩恵を受けることなく、力仕事が続いたのである。
若林さんの努力に拍手!
そして「なんとかそれなりにセッティングできたと思うんで、シャーシダイナモ回してみますよ」って言われたのが3日前の話。
俺は小躍りして喜んだ
…かと言えば、そうではなかった。
いよいよシャシダイ回すという段になって、俺の心は揺れた。
ここまでああでもない、こうでもないとやってきて、さあやっとマトモな姿になろうとしている時。
もしシャシダイでろくすっぽパワーが出ていなかったらどうしよう?
パワーが出ていなかったら… 「200psですね、nomadさん」って言われたら…
もちろん、答えは決まっている。その場でこんなにチンケなTD04なんてタービンはポーイとうっちゃって、GT25かS15のボールベアリングタービンをこれ見よがしにつけるのである。
ほんでドでかい追加インジェクターとアホほど吐き出す燃料ポンプを突っ込むのだ。
過給機つけたら300ps出すんだよ! H2なんかに負けられないんだよ!
「回すと滑っちゃいますね、ちゃんと測れないです」
それでハーネスをかけて、しっかり押さえつけて測ったのがこれだ。
…のう。その拘束具はなんだ。
そこまでやらぬとならぬか。
……そこまでやっても滑るか。
ハーネスで押さえつけられたリヤタイヤはローラーに押し付けられてひしゃげている。
最初はその抵抗で、回転数を上げて半クラを使わなければローラーが回りださず、途中でエンストさえしている。
ところがターボがかかりだした途端、タイヤは空転する。
310ps以上。
トルクは30kg以上出ているが計測不能。
なるほど…
若林さんの話では高回転域では燃料が足らないという。
A/F 12.0くらいなんで、まあ悪くはないが、少し心配だという。できればもっと余裕のある燃料ポンプとインジェクタにすればいいかも、と。
確かにパワーは出ているが過給圧が0.8は出てるので、できれば少し減らして250psくらいに抑えてマイルドにした方が乗りやすい、ウェイストゲートバルブのロッドを伸ばして早めに過給圧を抑えて高回転まで回したほうがいいかも、と。
うむ。
なかなかwwwイケてるんじゃwwwないかしらwwww
ステキなタイヤスモーク製造機ができたってことだ。
カモン。ハニー。
ちょっとww
nomad兄ィ
Twitterじゃ動画無かったんで知らなかったけれどコレは凄いんじゃ??
空飛べますコレ
ジェット機の離陸速度が250kmくらいだから飛べるよん。
てか、最近のスーパースポーツは大抵飛べるのでおもしろくないwww
一応300psは達成したが、これからそれをどう落ち着けるかを考え中。
とりあえず燃料ポンプを交換して燃料をの供給に不安が無いようにした方がよさげ。
日本じゃすごいかも知れんけど、海外じゃ普通っぽいんだよね…
500ps用キットとか当たり前みたいに出てるから。