48

12月2日で48歳になりました。
なんか、そんな歳をとったような気がしていないんですが、2009から1961を引くと48くらいになるみたいなんで、たぶんあってます。

誕生日にはあわてて帰って、おいしいフランスパンでガーリックトーストを焼いて、赤ワインを飲み、自分で作った牛スジの入ったミートソーススパゲッティを家族で食べました。うめえ。
やっぱり誕生日はいいもんです。
このシヤワセの秘密を皆さんにも教えてあげましょう。
皆さんも僕のように真面目に生きていれば来年の今頃は誕生日を経験しているでしょう。
一年がかりの計画ですががんばってみてください。

48ともなればもうすっかりオッサン、アラウンドヒフティー、アラヒフですよ。
世が世なれば、一人でなじみの寿司屋のカウンターで旬の魚を頼んでるところですよ。きっといつか大人になったら、そうゆうことをやってみたいもんですけどね。
尿酸値が高かったりガンマGTPがアレだったりしたり、ハナゲに白髪が生えたり、老眼がアレしたりしてますけどもね。
でも、ちっとも落ち着くとか、老境に近づくとかといった感じがしませんな。これからいろいろとやりたいことばっかりですよ。
今年はまずは合気道で二段を取りたいし、来年はハヤブサ・ターボを復活させたいし。復活ついでにホイール変えたり、排気系を二重反転の多段膨張室で作ってみたい。カラーリングも漆塗装のアレはもう十分わかったのでwww今度はウレタン塗装にしたい。塗装はやっぱりプロにやってもらおうかなあwwww だって塗装ってホント、大変なんだぜ。プロに払う値段ってホントに安いってよーくわかったしさあw
ブカブカの吸気パイプをちゃんと剛性のあるアルミパイプに変えてブローオフバルブもつけたいし。来年は無理でもそのうちコンピュータもe-マネージかなんかに変えてみたいしねえ。

とかとか。
夜寝る前にアレもやりたいコレもやりたいと考えてると、ウキウキしちゃって眠れなくなっちゃったりするわけですよ。
アラヒフだって青春だーい!

この分じゃ、当分なじみの寿司屋はできそうもありませんか。
どうなんでしょうね、次はいよいよ50に向かっていくわけですが。
俺語録によれば「30の波は前から来る。しかし40の波は後ろから。こんなもんか、と思って油断してると後ろから巻かれる」 ってのが30代40代だったわけですが。50代ってえのはどんなもんなんでしょうねえ。

MAKE: Japan : Make: Tokyo Meeting 04 に行ってきた

MAKE: Japan : Make: Tokyo Meeting 04.

浜松の友達のjinnkiに誘われて、なんだか怪しげな催し物に行ってまいりましたよメイクジャパン。
誘われるままに行ったので、予備知識はあんまり無いんですけども、Webサイトを見るとデジャヴュな感じ。

ああこれはひょっとして雅屋とかなんでも作るよとかと同じニヨイがするww
ひょっとして白井シャチョーとか招かれたアレか?(今ググッたら去年呼ばれてた

しかしながら世界は広い。そりゃこんな変な連中がウヨウヨいたら世の中楽しくて仕方ない。そんなエンタな世界じゃないのが浮世というもので、その浮世の影に隠れて生きるのが妖怪人間である。
ここでは孤独な妖怪人間たちが300年生きてきて、300年間探し続けた同じ血を持つ同族と今初めてあいまみえるその喜びに狂乱の宴が開かれているのだ。

細かいところはいいんだよ。コレ見りゃどんな催しかわかるだろ。

そう、テスラ コイルだ。
趣味で作ったこんなのがむき出しのまま、空中に放電してるわけだ。放電の破裂音(=雷)を制御してバカげた音楽を奏でながら。
電離した空気はオゾンの刺激臭をさせているんだが製作者ときたら「この部屋にいればインフルエンザには罹りにくいですよ」と澄ましたもんだ。
放電してる間中、凶悪な稲光を見るために俺はテスラコイルの真横に立っていた。危なくは無いと知りながらも背中がうっすらと汗ばんだよ。

でな、こんなのが 「2つ」 も、示し合わせたわけでもなく全く別の人が別々の部屋で空中にこんなもんを放電してんだよ。
日本にどんだけテスラコイルマニアがいるんだよ!

こんなバカげた工作物がうようよいるわけだ。テスラコイルなんて原理がわかればどなたでもご家庭でお気軽にできちゃうもんだから(!)ただ作っただけじゃつまんねえっつって音楽鳴らすようにしてみたんだと!

それとさ、コレ、ネットでもけっこう評判になってるし、見た事ある人も多いと思うけどさ

この電子楽器、あんまりデキがいいもんだから、俺、メーカーの技術者だと思っててさ。このウダーって楽器ももう市販してるもんだと思ってたの。
そしたら、これ、全部手作りなんだって。パイプにチューブを巻いて、中に感圧センサを入れて、音自体はMIDIのサンプリングなんだって。

電子楽器ウダー公式サイト

自分ひとりで思いついて、自分が思ったような楽器を作りたくて、ずっと何年もかけてこれを作ってきたんだってさ。
作りたいってだけで、技術のことなんか何にもわからなかったんで、少しづつ勉強しながら作ってきたんだと。

一緒に行ったjinnkiがさ、質問したんだよ。
「ずっと一人でやってて『なんでこんなことやってんだろう』って、ふっと我に返ったりしなかった? もういいや、って思わなかった?」
jinnkiも技術者で、仕事から離れて自分で設計した回路をこつこつ組んでるから、そういう時が現れることってわかるんだよな。
口幅ったいけど俺もそういう気持ちを持ったことあるから、自分で勝手にやってる故にどこにも向けられない徒労感の処理を持て余す感覚はわかる。
したらさ、宇多さん良い事言ったよ。

「僕はそういうのを考えるのをやめました。どうなるとか、何になるかとか、考えても仕方ないことは考えない。今解決しなきゃいけないことを進めていくだけです。
…そうやって考えるのをやめたら、いろんなことがどんどん進むようになりました」

jinnkiと二人で話したんだけどさ、Make:Japan に来て、一番の収穫は宇多さんのこの言葉だったように思うよ。