僕の友達は食道楽が多い。寄ると触るとすぐにうまいモンの話になる。
あれがうまい、これがうまいと言い合うのが楽しみだ。
で、うまいモンを食べたい僕は自分で作ってみることが多くなった。
不器用なので、一流レストランで出されるようなオサレなものは作れない。
時間をかければ誰でも作れるような、お子チャマが好きな食べ物ばかりを作る。
で、今日はミートソース。
ミートソースはこれでもか、とたくさん作る。
冷凍しておけばいつでも使えるからね。スパゲッティじゃなくてシチューにしてもいいしロールキャベツのソースにしてもいい。
なので分量は適当。たくさんできればそれでいい。
今回使ったのはだいたい以下。多分、ミートソーススパゲッティ10人前くらいになる。
【煮込み用野菜】
ニンジン 1本
セロリ 2本
玉ねぎ 4個
ニンニク 4片
マッシュルーム 一袋
赤ピーマン2個(なくてもいい)
【肉】
合挽き肉 500gくらい
レバー 200gくらい
【ソース用トマト】
ホールトマト缶づめ 2缶
乾燥トマト 一袋
【その他】
塩コショウ
ピーマン
パルメザンチーズ
オリーブオイル
ローリエ 2枚
牛脂(合挽き肉を買ってくるときに大量に貰ってくること)
ワイン(なくてもいい)
だいたいこんなもんだ。どっちみち煮込んでしまうので、こんなもん、だいたいでいい。
何か足らなきゃ増やす。何かが多いと思ったら、他のが少ないってことなので少ない方を増やす。
適当に作ってるとうまくできちゃうから不思議。ダイジョブダイジョブー
さーて作るどー。
……
まず最初にドライトマトをお湯で戻しておくこと。こういう時間がかかるのを先にやっとかんとね。
深皿に入れて砂糖をちょっと入れてレンジでチンでもいい。
砂糖を入れると、内部に架橋して水分子の浸透を助ける、とかなんとか聞いたなあ。
規序についてはググってクレ。
同じく、時間がかかるレバーを水で血抜きしておく。
ニンジンを切る。
玉ねぎを切る。
野菜をこうやってみじん切りにするにはフードプロセッサーを使うと便利なんだけど、フードプロセッサーって、使ってると刃が鈍くなって切れが悪くなるんだよね。
ウチのも古くなって、野菜の水気が多く出るようになったので、包丁で切ってる。
水気が多いと、この後、野菜をいためる時に、火が通る前に野菜の水気で煮えちゃうんだよね。
どっちみちフードプロセッサーに入れる時に粗く切らないといけないわけだし、たいして時間的な差がないんで。
セロリを切る。
セロリのスジを取るなんてしなくていい。いためちまえば一緒だよ。
昔と違って、セロリの味も薄くなっちまったので、葉っぱまで入れる。
昔はこんなもん入れたらエグくて食えたもんじゃなかったんだけどねえ。
で、切った野菜はひとまとめでいい。
ただし、ニンニクは別の皿に刻んでおく。(ニンニクつぶし器があると便利だね)
いためる。
オリーブオイルをフライパンに入れて油があったまったら野菜を入れる。
いっぺんに野菜を入れると煮えてしまうので、少しづつ入れていく。
野菜を入れる最初に、刻んだニンニクを半分量入れる。(残りは肉を焼くとき用)
僕は野菜をいためる第一陣の時に一緒にニンニクを入れることにしてる。
よくレシピ本で「フライパンでオイルを暖めてガーリックオイルを作る」って書かれてるけど、今回は不要。ガーリックオイルってけっこう難しいんだぜ。すぐ焦がして苦くしちゃう。
ニンニクは火の回りが早いので、煮えないよう、焦げないように他の野菜と一緒にいためるわけ。
いためながら、少し塩コショウする。塩を入れることで野菜の味がしまってボケない…ような気がする。気分の問題かも。
コショウはいためたり煮込んだりするとほとんど飛んでしまうので、多分コショウは気分の問題。
味付けは後でするので、塩コショウは焼き野菜を締める程度でいい。
いたまったら、ワインを加え、鍋肌についたスープを全部回収し、煮込み用の鍋に移しておく。まあ、ワインはアルコールが入ってるからスープが回収しやすいんだけど、別に水でもダイジョブよ。
で、そろそろ肉だ。
レバーを水から上げ、ペーパータオルで水を切って、短冊に切って塩コショウしておく。
しかしこの写真グロいな。
合挽き肉をいためる。
フライパンあたためて、牛脂をたっぷりいれて合挽き肉を焼く!焼くだだだ!
最初は強火でおk。かき回さないコトー!! 肉の脂がたっぷり出てくるからそうそう焦げないからダイジョブー!
ある程度カッチリ焼いた方がハンバーグ的肉肉感を楽しめるのだー
ニンジンしか見えないミートソースなんてうまくないだだだー
けっこうじっくり焼くので、ニンニクは後からでいい。最初に入れると焦げちゃうよ。
片面が焼けたのをフライ返しで確認できたらひっくり返す。両面焼けて、中心まで火が通ったら、野菜が待ってる煮込み用の鍋に入れる。
続けてフライパンでレバーを焼く。
レバーは水気が多いので強火で少量づつ焼く。
以前、合挽き肉なんか使えるかー! ミートソースっつーくらいだから肉は牛に決まってんだー!! とか思ってたし、作ってみて実際臭かったりしたんだけど、こういう焼き色をしっかりつける作り方にしてからは、合挽き肉の方がずっと旨みが出るように思う。
肉の旨みは脂にあるらしいんで、いい牛の牛脂を使えばおいしくなっちゃうしね。牛脂なんてタダでくれるんだからさ、高級和牛の牛脂をいっぱいもらっとくと得だよ。
今回は肉のバリエーションにレバーを使ってみたけど、いつもは牛スジを使うんだよね。
これも旨みがあるし、煮込めば柔らかくなって何にも気にならない。牛スジはお得よー。カレーに使ってもいいしね。
んで、焼けたら煮込み用鍋に。
で、後はホールトマト缶と戻したドライトマトを加えて煮る。
ドライトマトが十分戻ってなかったので、フライパンで焼き煮しながらごしごししごきましたよ。ワイン代わりに肉汁の回収もできましたしね。
トマトの厚い皮がついてましたが、気にしないー。こんなもん煮込んじまえばどうとでもなりますー。
アクも取らないー。イタリヤの料理人に言わせると「アクも味のうち!」だそうなので、取らなくていいのでぃす。
生トマトを使う時はフライパンで一度強火で焼いた後で加えると甘みも味も濃くなっておいしいですにょー。
しかし今回は缶詰なんで、フライパンで焼いてもあんまり効果は期待できないと思う。が、おまじない程度にやってみました。多分無駄。
煮込みながらローリエとマッシュルームを入れるのです。
で、味の具合をみつつね。
そんなに味はしょっぱくしない方がいいですよ。
麺の方にたっぷり塩が入るし、いざとなったらパルメザンチーズの塩気もけっこうアテにできますよ。
できた!
麺を茹でて皿に盛って食べるー食べるダスよ。
麺を茹でる時にピーマンを一緒に味噌漉しみたいのに入れて湯通しときます。
んで
こんな感じに。
麺はディ・チェコ。
オラァ、この15年こればっかりよ。
こんなポピュラーになるずっと前から。
いわば俺が広げたみたいなもん。
いやむしろ俺が輸入した。
いやむしろ俺が作った。ディ・チェコ。
茹でた後、伸びるのが早いんだけど、ソースのからみがいいのと、歯ごたえがモチモチしてるのと、やっぱり麺の味が違うんだよね。
この麺なら、麺を塩茹でしてチーズかけただけでけっこうイケると思う。
たまたま「おつまみナッツ」みたいなのに松の実が入ってたので、それを散らしてみた。
まあ、でも無くてもいいな。
カリカリ感を味わいたければ肉のこんがりした部分が十分あるし。
上にかけるパルメザンチーズは、粉になったのじゃなくてさ、ちゃんと「パルメジャーノ・レジャーノ」って塊で売ってるのをおろしたり削ったりした方がやっぱりうまいよ。
うっほー
うまい、うまいーーー
んまそーです!
昼時に見るんじゃなかったぁぁぁぁ~!!
料理の出来る男の人ってステキ (*^^*)
ママーとかの炒めるだけのピンク色のナポリタンが
好きです。
ミートソース…学校の給食で、うどんにミートソースをかけて食べるのがあったんですが、アレ美味しかったなぁ。
うどんとミートソース、相性いいと思いますので試してみてください(^^;
うふふふふ
おいしかったよう。
残ったミートはラザニアで食べようと思ってますぅ
うふふふふー
ラザニアも楽しみー
コレでグラタン作ってもうまいどー
(´・ω・`) ウマソス
どうもご無沙汰しておりました。和尚@元qyen.orgです。
HTTP error: 403 Throttled ということでトラバが送れませんでしたのでコメントで失礼します。
もともとのqyen.orgを一時解約してqyen.infoに変更しました。これに伴いましてMTも3.1から3.3に変更しました。
MTのアップデートに際しましてnomadさんも使って頂いてたトリップパッチですが、3.3用に使えるようにプラグイン化しました。
http://www.qyen.info/2006/10/trip_for_mt333.html
もし良かったら使ってみてください。
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うほー!
うれしいです。後ほどやってみまするー
わざわざありがとうございまするー