このゴールデンウィークをあらかた使って蒔絵塗装をやってきますた。
まあエラソーに蒔絵って言ってもカシューなんですけどね(笑)
とりあえず蒔絵って言っといた方がハッタリが効くかと。
ご覧のように、下塗り、奇麗にできてるでしょ。
…すまん。日和った。
カネ払って近所の自動車板金でパテと下塗りしてもらった。
ああ、あんなに苦労してパテを盛っては削り盛っては削り、ペーパーも指紋がなくなるほどに泣きながらこすこすこすこすこすこすこすこすスリスリした挙句にパーパー目は出るわエッジは甘くなるわだったとゆうのに、たった2万円でカウルもタンクも見栄え良く一週間で上がって来ましたわ。
ええい口惜しや。
なんかねえ、ひどく負けたような気がするよ。
ホントは下ごしらえが塗装のキモだってえのにね。
しかしねー。腹立つほど良くできてますわ。プロの仕事は。
確かに、見えないところはけっこう適当。塗膜も薄い。けど、その分、仕事が早いしエッジもきちんと出てる。見えないところにまで気を使う必要なんか無い、ってことなんだろうね。
ミストが気になるようなら塗装の時に自分で直せばいいんだしさ。
仕事が早くて面の張りがあってエッジが出てて2万円。
プロの仕事は安いよ。
うっかりするとパテやらシンナーやら塗料やらペーパーやらウェスやらサフェーサーやらの材料費でそのくらいの値段になっちゃうよ。
うーん。プロの仕事は安い。
先日友人と話しました。「自分で不満なく出来ちゃうと、世間的に必要な事なのか判断できないって言うか、誰でもできると思い込む」なんて。
包丁砥ぐのがむづかしいとか、そもそも砥石を持っていないとか、俺には信じられない。みんな、できるのにやらないだけでしょ?
面白みを感じてないだけでしょ、ってそんな風に感じています。
モノを造る、いじる、壊すとかって、めちゃくちゃ面白いのに。