そろそろですなあ。はい。
このblogですが、新しい記事のエントリが途絶えたまま古い記事にコメントがついたりすると、メインページ(これを本来ホームページと言うんだが)の記事が消えちゃうんですね。
ありがたいケツ叩きシステムになっております。
ほんでですねえ。塗装の下地を作ってますが、ご要望の通り、失敗しつづけております。
先に総論を書きますと
1.場所をまず確保しろ
2.耐水ペーパーとシンナーとウエスは大量に用意しろ
3.剥離剤は使うな。シール剥がしも使うな
4.元の塗装はできるだけ落とすな
…なんかねえ、こう書いちゃうとあんまりありがたみがないですねえ。当たり前過ぎて。
しかし、失敗してみると、なぜこういう当たり前のことが大事なのかっつうのが良くわかります……
写真では剥離剤を使ってフロントカウルの塗装をハクっております。
この後、タイヘンなことになりましたとも。
剥離剤には「プラスチックには向かない」と書かれています。
ええ。
ホントに向きませんでした。
ホントに向かないじゃないかコノヤロー!
現代の自動車用塗装はスゲくデキがイイです。塗装はろくすっぽ落ちず、意地になって大量に剥離剤を付けると下のプラがブクブクと柔らこくなってしまいます。
昔はねえ、こんなことなかったよ。剥離剤かけるだけで塗装がブクブク泡だって膨らんできて割れて剥がれたもんなんです。剥離剤と塗装の関係っつうのはそういうもんだったんです。
結局、柔らかくなったプラに剥離のときの傷がいっぱいついて、表面部分を全部イチからペーパーかけなくちゃいけなくなりました。
それもプラの変質した部分を削り落とさなくちゃならないんで、モールドが甘くなりそうです。
それだけではなく、全剥離してしまったために、プライマー(密着剤)を噴く必要があります。
このプライマーも市販のものがちゃんと機能するかはやってみないとわからない。ホームセンターに売ってるようなラッカーのプライマーサフェーサーではまず気休めにしかならないでしょう。
結局、メーカーの下地が一番信用できます。
1.メーカー塗装を極力落とさず、耐水ペーパーで足付けしろ。
2.傷、へこみ部分だけを塗装を落とせ。
3.その部分だけプライマーをしっかりつけてサフェーサー塗れ。
4.勝負はペーパーに有。奇麗にペーパーかけて上塗り塗装すれ。
ハクらんのは手抜き、と刷り込みがされてますたが、現代の自動車用塗装では絶対そんなことない。
イチから塗って、メーカー塗装以上の密着性、耐候性、経年耐性がシロウト作業でできるとは思えないです。
ウソだと思うなら、ハクってみてみれ。
今回、僕は塗り分け部分の段差や色合いの違いが上塗りに出るのを恐れて全剥離したんですが、やっちゃった後で気がつきました。
・段差はペーパーで修正可能(曲面が多いバイクならなおさら)
・塗り分けはサフェーサーで修正可能。全剥離した結果、どっちみちサフェーサー塗らなくちゃいけないなら手間を増やす必要ない
・ハクらずに上塗りするとモールドが甘くなると言うが3回も4回もパー噴きするんじゃなけりゃダイジョブ。全剥離してモールドが甘くなるよりマシ。特にバイクは曲面凸面鋭角が多いし、塗る素材の殆どがプラだから削りすぎの方が恐い
・重量が重くなる…って言ったヤツがいたが…まあ勝手にしろ
自分の手でやってみたからこそわかる部分なんでしょうけどね。
ついに!(^^)/応援してます。頑張って下さいね!
写真見てて、私も高校のとき自分で塗装したのを思い出しました。(^^)
プラスチックの塗装剥がすのって、
剥離剤じゃなくって、ブラストで剥がすみたいですよ。。。お金かかるけど・・・(^^;
追伸・・・
研磨剤は、ポリプラスを使うみたいです。詳しくは知らないけど。(^^;
えぇ~っ? なんでプラに剥離剤なの? 身近にプラ塗装に詳しい人がいるでしょうがぁ。
あと、ウェスはホコリ発生源になるので、不織布か紙(ウェスとして販売されているもの)がベター。ハンズの理化学機器売り場でカタロクチェックすべし。
いやぁ、昔の経験で「剥離剤の威力はテキメンで、塗装がみるみる剥がれてくるから、さっと拭き取って水で洗えばダイジョブ」と思っていたからです。
ウェスはまだ使えるような段階じゃなくて下地をひたすら研ぎ研ぎ研ぎの毎日です。ちょっとパテ付けしてまた研いで。
特に上塗り塗装になってくると紙のウェスが必要になりますので、それは買ってあります。高ェ。
おめでとうございます。見守りますよ。
ペーパー掛けですが、ワシが当て板をしたほうが良いと思ってるのは知ってるよねぇ?当然持ってるよね?木やプラなどの硬い当て板、発泡ゴムなどの柔らかいの、発泡ゴムで穴明きのもっと柔らかいのと、3種類ほどは、せめて2種類あった方が、平面、大きな曲面、エッジ、凹面に対応できるでしょうから準備して。ペーパーを折っただけだと、面だしは極端に、泣けるほど難しかった記憶があります。
小さなR凹面、SR凹面は、ガイドを作らないと、後で変な研ぎあがり方になるかも。
ペーパー目の番数も180番から1000番くらいまで少しこまめに。枚数は番手が増えるほど多めに購入された方がよかりそう。
少なくとも20年前(すげぇ昔)は下地作りで仕上がりが決まってましたよ。
稜線の確認や、番手の荒いペーパー目の跡が残っていないか、パテやサフの穴、凹みが残っていないか、なんたらブラックを吹いて確認した方が良いよ。
ペーパーで磨くときには大きな面から小さな面へ、各面毎に。サフかけて、黒塗って、研いだ所とまだの所がわかった方が研ぎに偏りがでにくくなる。
ある程度番手を上げたら、手は丸く動かさないで、面の流れに合わせて一方通行。
稜線、エッジは最後に研ぐ。でないと研がれやすいので稜線が甘くなる。慎重に。わざと研ぎ残す為にも黒を吹く。
荒い番手でブラックが見えなくなるまで研ぎ、もう少し細かい番手で前回の(ヘアラインのような)削り跡しかブラックが見えなくなるまで研ぎ、もう少し細かい番手で前回の(ヘアラインのような)削り跡しかブラックが見えなくなるまで研ぎ、…500番くらいではもう前回の研ぎ跡は見えなくなるはず。
800番から1000番でフィニッシュで良いかな?カシューって下地の目がどのくらい反映されるんだろう?粘度が低いから、やっぱり1000番以上に仕上げるべき?
1200番で下地を仕上げて「塗料が逃げる」って叱られてるのを見た事がありましたよ。
あ、800番以上のペーパーの研ぎ始めの食いつきを上げるにはちょっと洗剤つけちゃったりの裏技(?)もありました。
写真を見ましたが、乾いた状態より、濡れてヌレヌレの方が、きれいに研げたかわかりますので見せてたも。
長文、御免なさい。
天気予報では、明日から寒くなります。ご自愛ください。楽しんで。
ペーパーですが
布:100,180
空研ぎ:220,400,500
耐水:320,400,600,800,1000,1500,2000
と揃えました。んが、枚数は多い少ないがあります。
試しに研いでみて足らない分は買い足そうと思っていますが、耐水ペーパーの番手はこの程度でいいんじゃないかと思っています。
むしろ1500,2000は3Mのコンパウンドを買いましたので不要かもしれません。やってみんとわからん。
今、フロントカウルは400まで研いでありますが、書いたように全剥離してしまったので、600まで研いだらサフェーサー塗って、サフェーサー研ぐのに600~1000でどうかなと思っています。
んでもカシューの塗装マニュアルには下地は400ってなってるんだよね。木工を基準にしてるから?
足づけと平滑とどうバランスさせればいいんだろう?
悩み中。
あ、それと、「固い当て木」は必要なさそう。ってのは、バイクって殆ど全部曲面なんで、当て木が柔らかくないと食いつきません。
円柱の硬質スポンジが欲しいなあと思ってますが…今のところ手で追いかけています。