エンジン制御

s-vacuumline.jpg
皆さんも、そう言う僕も忘れてしまいそうですが、このblog、Hayabusa Turbo についてなんか書くというのが目的でしたよね。(いや、違ったかもしれん) 前回のエントリでも書きましたが、現在、佳境でごんす。ハヤブサ ターボ。
 今までなにやってたんだよ! ってお思いの方もおありでしょうが。
 まあ、ご存知の通り、一向に進んでいないので、ええかげんイライラしてきて「もぉ諦めたから金返してくれ」って言い出そうかと思ったりもしたのですが。
 (ここで奥さんが一言「小さいこと言っちゃイカン。もう忘れたって言いな」だすて)
 世界中の人たちから「アンタ、騙されてるよ」って言われてまして、僕もウンザリなんですけどね。
 何にそんなに手間取ってるかといえば、相変わらず負圧の取り出しです。……


 インテークマニホールドから取った負圧がフューエルレギュレータに行ってるのはわかりました。
 んで、このフューエルレギュレータは、負圧のon/off のみを見ていて、負圧の大きさによって燃圧を調整しているわけでもなさそうだってのもわかりました。
 問題はターボが効き始めて、インテークマニホールドの負圧が弱くなった時に負圧がoffの状態になってストンとレギュレータが止まってしまう瞬間があるらしいってことです。
 まあ、コレだけなら自動車用のターボ用レギュレータを使えばなんとかなるのかもしれません。
 しかし、他にもいくつか負圧を拾ってる所があるんです。
 どうやらノーマルコンピュータがこの負圧をセンサで拾ってるらしく、ターボが効き始めて正圧になる時、一瞬燃料がカットされてしまっている…のかも。
 実は、このノーマルコンピュータは燃料系の制御はしていなくて、スピードメーター、ワーニングランプを動かしてるだけ、という話もあるのですが、MC-Xpressの中身がわからんのでなんとも言えない…
 この負圧をどんなふうにやっとけ、と書いてあるかといえば、こんな感じ。

14.
バキュームホース
MAP(マニホールドの気圧)センサーは、RPMセンサーとともに、アイドリングから低速度にかけての運転の際の主要なセンサーです。MAPセンサーは、ストックのエアボックスに置かれています。
このセンサーは、ターボプレッシャーを処理するためにデザインされません。
もし私達がセンサーを与圧するならば、計器板の赤いFI-ライトは点灯し始めるでしょう。
これを避けるために、backvalveがインストールされることとします。
振動と高温を避けて、MAP-センサーを取り付けてください。
下で写真のようにホースを取り付けてください。あなたのバイクが何年製かによって違うことに注意してください。

14.
Vacuum hoses
The MAP (Manifold air pressure) sensor is the mainsensor together with the RPM sensor
during idle and low speed driving. The MAP sensor is stock located on the airbox.
This sensor is not designed to handle turbopressure.
If we pressurise the sensor, the red FI-light on the dashboard will start to light.
To avoid this, a backvalve shall be installed.
Install the MAP-sensor to avoid vibrations and high temperatures.
Install the hoses like the picture below. Note that it’s a difference depending on what year your bike is made.

いや、そりゃいいんだけどよ、スエーデンのおっさん。
backvalveってなんだよバックバルブって。そんなのキットのどこに入ってんだよ。
結局よくわからなくて、いろんなとこに聞いてまわりましたがな。
したら、世の中にはイイ人いるもんです。

雅屋
で、件のブサの場合、元々のECUとセンサはNA用だから、正圧を掛けたとしてもマップが無い&多分フェイルセイフが入って遅角なりフェールカットなりの保護が入ってしまう。
だからセンサにワンウェイバルブを付けて、大気圧以上の圧が掛からないようにしてしまう。(ナルホド
んで、正圧側のマップは外付けのコンピューターで追加の制御をすると。
この方法の利点は、ターボが効いていない領域でも細かな制御が可能・・・というか元々のまんま。
で、なによりも安いと。

うぉー。うぉぉおー!
一気に理解が進みましたがな。
スズキハヤブサorgで書いてあったことの意味がようやくわかりましたよ。

suzukihayabusa.org
キットについてるやつは捨ててチェックバルブを入れてみたけどまだFIランプが点滅するんでチェックバルブを2個つけた。

* Now, we need to hook up the map sensor with a little modification to the line.
Install a “T” fitting into the map sensor vacuum line,having the map sensor T to the side, and install the checkvalve on the straight through path from the T.
The valve must be position so that boost pressure coming through the line can be vented to the atmosphere.
Notice in the pic (I’ve installed an additional Y, and another checkvalve in mine) how the checkvalve is positioned-the black end is facing out.
Also note that the line to the map sensor is run off to the left.
The purpose of this modification is to prevent the map sensor from seeing boost, as this will trip the FI light.
It doesn’t hurt anything, but it makes the light blink.
I know, mine has always done it. Maybe my setup is wrong, but I’ve tried it with one, and now 2 checkvalves, and it still don’t work right. Oh, well….that’s what I got.
The map is only used by the ECU at low engine speed and throttle openings, so when under vacuum conditions, the checkvalves will allow vacuum as normal to reach the map sensor.

3 thoughts on “エンジン制御

  1. バイクネタなので久々投稿(^^;
    素人の群馬の齊藤が考えますに。。。
    のまdさんの書き込みの中に既に答えがあると思うんです。
    ・<このフューエルレギュレータは、負圧のon/off のみ>
    アクセルを閉じた状態からアクセルを開けた場合、
    インジェくションのバルブが開くわけです。
    その時、まだ負圧でフューエルレギュレータは、ガソリンタンクにガスを戻しているわけです。
    インジェクションはガスを噴射しないといけないのに、
    ガスホース内に圧がかかっていないんで、ガスは飛ばない。
    タイムラグが有った後に、負圧が正圧になって、
    フューエルレギュレータが閉じてホース内の内圧が上がってガスが飛ぶわけです。
    その事を考えると
    ・<正圧になる時、一瞬燃料がカットされてしまっている>
    も間違いないわけで、その通りでは。(^^;
    その逆も有る訳で、インジェクションを閉じても、
    負圧がかかるまで、フューエルレギュレータは閉じて、
    ガソリンタンクにガスが戻らないので、
    ホース内の内圧がかかりすぎてインジェクションとかに
    配管されているホースがぶっ飛ぶと考えられます。
    ゆっくりとアクセルを開閉した時は、負圧がフューエルレギュレータまで届きにくいので、
    やはりおなじ事が再現されると予測されます。
    解決策は、フューエルレギュレータまでのホース断面積を増やし、ホース長を最短にして、
    ホース内の容量を減らすか、インジェクションに配管されているガスホースの内圧を絶えず均等に保つよう、
    ガソリンタンクにガスを戻すバルブを付ける必要が有るように考えます。。。
    根拠ないですが。(^^;

  2. 「チェックバルブ」とは日本語で「逆止弁」の事ですね。原理的には漏斗の中に入っている玉が流体の流れる方向によって流れを通したり、妨げたりするチェックバルブ=バックバルブ=ワンウェイバルブでいいのでしょう。(原理のままだと重力に影響されるので、様様。用途によって構造で倍力したりするけど)身近にあるのは金魚の水槽のエアレーションにつけたりする奴。
    はじめっからランプ付くのに「red FI-light が点くんだったらバックバルブ=逆止弁を入れろ」と言うのは何か変。最初からキットに入れておけーと言いたくなるよね。(実は見逃すような小ちゃいのが入っていたりして)書いている通り、バルブ入れるだけであっさり出来ちゃうのかな?チェックバルブ1個じゃあまだ FI-light が点くから2個入れたのはバルブの容量の問題だろう。チェックバルブを検索すると山のようにあるのでどれを選べば良いのかわからん。プラマイ0.1MPaで、0付近でハイスピードに動作して燃費分×安全率の流量のバルブって事でしょうか?

  3. 負圧制御に2つ必要でしょうね。
    ひとつはノーマルMAPセンサー用のワンウェイバルブ。
    もうひとつはフューエルレギュレータ用のバルブ。(VCV)
    詳しくは後で図解します。

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