なんかね、「Googleの検索でblogが上位を占めてしまって、本当に必要な情報にたどり着きにくい」というご意見があっちこっちであるのは知ってます。
でもねえ、皆さん勘違いしてますよ。
まず、「そんなに不便ならGoogleに文句言え、もしくは別の検索エンジンに替えろ」ってこった。……
次に、必要な情報かどうかを決めるのは調べている人以外になくって、blogサイトを作る側はどんなサイトであれ、自分が望むような姿でサイトを作っているということですよ。
誰かのため、ではないのです。作っている本人のためなんですね。
企業は自分のサイトがその企業に利益をもたらすことを望んでいるだろうし、世界の平和を望むサイトは自分の主張が広がることを望んでいるでしょう。
利用する側はそうした情報を寄せ集めて利用しますが、数多くの人に有用な情報を与えようとする行為はWebサイトを作る側の責任ではないんです。
いや、もっと言えば、不特定多数の相手へ向けた情報の提供をしてはいけない、とさえ思うのですよ。
だって、そんな情報は世界にありふれているはずですから。
でね。
このMobableTypeだとか、そういうblogツールはWeb日記のためのツールだと認識されていて、皆さんそのように使っていますけど。
本当はそうじゃないと思うな。
僕はblogは「データベース作成時系列インターフェース」だと思う。
RSSリーダーとか、そういうインデックス補助ツールが充実してるのが何よりの証拠。(活用して無いけど)
だからGoogleがblogを上位に表示しようとしてるんだろう。
僕はこういう考え方ってアタリマエだと思ってたけど、どうも皆さんそう思っていないから「たかが日記が検索の邪魔をする」ってふうに思うんだろうね。
僕はこのblogの表示画面ってちっとも満足してなくて、いろいろ変えたいところはある。
メイン画面の体裁を伴ったまま、1週間単位とかで前後に移動して欲しい。フレームメニューみたいになんで使えんのだ。
…とかね。
まあ、言ってるときりが無いし、「誰かステキなインターフェース作ったらパクらせて欲しいなあ」くらいにしか思ってないので真剣じゃないけどさ。
ただ、やっぱり「日記」みたいな体裁じゃなくって、データベースっぽい(←「ぽい」ってなんやねん)クールでメタリックでソリッドな体裁だとエエなあ、ホンにエエなあ。
てなわけで。blogはデータベース也。その情報を利用する責任は作成者側ではなく利用者側にあり。ってことかな。
ぼくも使い始めた頃、「これは分裂的DBだ」と書いたっけ。自己愛的なのは多くの「個人放送」と一緒だけれど。
だから、のまdの言うようにサーチエンジン会社は、「主観別サーチ」にオプションの幅をもたせるべきじゃないかな。すでに分裂的私家DBが吐き出すRSSの横断検索ならあるからね。
最近、changelog 使い始めています。トラックバックの方法も少しわかってきました。
で、↑RSS ってどうゆう風に使うんでしょうか?
こんにちは、「個人データベース」とか「○○さんのインターネット出張所」という印象を、僕は持っています。
こんにちは、maskinさん。
思ってもいないエントリに反響が多くてビックリです。
それだけblogって何なのか、このなんだか新らしウレシツールは何なのか、皆さん考えてるってことなんですね。